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地域の発展に 石巻専修大で研究シェアリング・プログラム 産学官、連携深め交流

参加者が自由に各ブースを回り、交流した

 石巻専修大主催の第6回研究シェアリング・プログラムが27日、石巻市南境の同大5号館3階学生ホールであった。産学官の関係者や来場者ら約90人が参加。学術・職種・業界の垣根を越えて交流した。

 会場には大学研究室・ゼミナール、石巻、大崎市を中心とした企業・団体の各11ブースが設けられ、参加者が自由に回って担当者から研究や事業内容について説明を受けていた。石巻からは水産関係のベンチャー企業やリチウムイオン電池の製造・販売会社などが参加した。

 各ブースで熱心に説明を聞いていた日本政策金融公庫石巻支店の森秀晃融資課長(50)は「産学官が一堂に会するこうした場が増えれば」と期待した。

 開会式で、安田隆同大共創研究センター長は「研究や企業の技術・知識、ニーズを生かし、地域の発展に貢献したい」と述べた。

 石巻専修大の研究シェアリング・プログラムは、地域企業、行政と同大の連携を促進し地域課題の解決を目的に2018年度に始まった。新型コロナウイルス感染防止で講演会形式が続いたが、本年度は4年ぶりに展示ブース形式で実施し、参加者は過去最高となった。

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