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盆栽の魅力広げる「庭縁」、あすオープン 観光コミュニティーの場に 東松島

大小さまざまな盆栽が並ぶ庭縁。お気に入りの一点を探すことができる
石田さん(左から3人目))からミニ盆栽の作り方を教わる利用者

 多様な盆栽を扱い、魅力を伝える「庭縁-TEIEN-」が3月1日、東松島市野蒜の奥松島クラブハウス内にオープンする。日本各地から取り寄せた盆栽約300鉢などを販売し、人と盆栽が触れ合う新たな観光コミュニティーの場を目指す。

 同クラブハウスはこれまで、季節の盆栽約200鉢を展示した盆栽庭園「縁-EN-」を開設。来園者から「盆栽を購入したい」という声が上がり、同クラブハウスを運営する東京の駐車場運営会社「アークリンク」が庭縁を整備した。

 庭縁ではぐい飲みサイズの小盆栽や、お手入れ不要なドライ盆栽などを1鉢1000円から用意。松や真柏、サツキなど季節に合わせた盆栽を販売する。土日祝日は、盆栽の植え替えや針金かけなどに挑戦する「ミニ盆栽体験会」も開催予定だ。

 盆栽は同クラブハウスの盆栽アーティスト石田堅さん(74)が監修。昨年6月ごろから職員とともに、植え替えを始め、準備した。

 一般公開を前に27日、同市野蒜ケ丘3丁目の社会福祉法人やすらぎ会が運営する「グループホームやすらぎ」の利用者4人を招待。石田さんから、ミニ盆栽作りを教わった。

 モミジと赤松から好きな盆栽を選択。根に付いた土をピンセットで落とし、新しい鉢に入れ替え、木の根元にコケを貼り付け完成させた。利用者は「どこをみても素晴らしい」「楽しかった」と盆栽の出来に満足そうな笑みを見せていた。

 盆栽を管理する同クラブハウスの鶴岡慶彦さん(57)は「盆栽は難しそう、高そうというイメージがあるが、敷居を下げて、子どもから大人までいろんな人に楽しんでほしい」と話す。

 営業時間は午前10時~午後4時(同クラブハウスは午後6時まで)。月曜定休(祝日の場合は翌日)。

3周年祝いイベント 2、3日

 奥松島クラブハウスは3月2、3日、3周年記念イベントを開催する。午前10時~午後3時。小雨決行。

 たこ焼きや豚汁などのキッチンカー、屋台8店が出店、イチゴ直売も。同施設内の盆栽販売所「庭縁-TEIEN-」で多肉植物やコケなどの販売も行う。

 ミニ盆栽体験も午前10時半~正午に実施。参加費は3000円で作った盆栽は持ち帰ることができる。小学生以下は保護者同伴。各日10人で定員になり次第締め切る。希望者は前日までに電話で申し込む。

 3日午前11時と午後2時半、東京を拠点に活動する和太鼓チーム「暁」が演奏。午後1時半、和太鼓の体験コーナーも設ける。

 連絡先は奥松島クラブハウス0225(98)8123。

奥松島クラブハウス3周年祭 - Instagram

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