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県産食材、一流シェフが料理 石巻でチャリティー食事会 市民、おいしさ堪能

宮城県産の食材を生かした料理が振る舞われた食事会

 一流シェフ5人が県産食材を使った料理を振る舞うチャリティー食事会「グランシェフ奇跡の集い」が25日、石巻市千石町の石巻グランドホテルで開かれた。一般社団法人「料理ボランティアの会」と同ホテルが共催し、135人が県産食材の魅力を生かした料理を堪能した。売り上げの一部は能登半島地震被災地へ寄付される。

 料理ボランティアの会は、おいしいもので被災地を支援する東京などの有志料理人で構成。

 前菜、スープ、魚、肉料理、デザートをそれぞれ学士会館の大坂勝前総料理長、プリンスホテルの下井和彦総料理長、京王プラザホテルの市川博史名誉総料理長、帝国ホテルの田中健一郎前総料理長、軽井沢プリンスホテルの長田和也成製菓長が担当。県産のギンザケを使ったスモークや蔵王牛のシャリアピンステーキ、県産イチゴのアイスクリームなどが提供された。

 東松島市矢本の自営業40代女性は「義母の古希祝いと能登半島へ支援したいという思いから参加した。前菜のギンザケはさっぱりしていて、お肉も柔らかくてどれもおいしかった」と話した。

 料理ボランティアの会代表の市川さんは「東日本大震災をきっかけに始まった交流で、震災を忘れない気持ちを持って続けている。食事で皆さんに笑顔になってほしい」と語った。会場には能登半島地震への募金箱が設置された。

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