全日本ブレイキン選手権ジュニア部門 石巻中1年の遠藤さん、県内で唯一出場
石巻中1年の遠藤花さん(13)=ダンサー名・HANA=が、東京都で2月17、18日に開かれた「第5回全日本ブレイキン(ブレイクダンス)選手権」のジュニア部門に県内で唯一出場した。「いずれは強化選手に選ばれるのが目標。たくさんの選手と交流したい」と技術を磨く。
選手権には各都道府県の予選や他大会を勝ち抜いた、全国の強豪30人が出場した。遠藤さんは10位に終わり、「踊り切れたが結果には納得していない」と次の大会に向けて修正を続けている。
ブレイキンの大会では、あらかじめ振り付けを用意し、会場で流れる曲に合わせて即興で踊る。技の難しさやスムーズさ、独創性などを競う。
高得点を狙い、「パワームーブ」と呼ばれる大きく派手に回転する技を使う選手が多い。遠藤さんは床につけた両腕で体を支え、両足を使って技を出す「フットワーク」を多用する選手だ。
ダンスは8歳の頃、7歳上の姉が習っていたのがきっかけで自分も始めた。名取市のスタジオに通いながら、自宅のリビングでも練習している。
全国大会には国内外の有名選手が集まり、一緒に練習したり、写真を撮ったりして交流できることがモチベーションにつながっているという。
3月30日には小中学生ブレイキンの全国決勝大会「JAPAN KIDS BREAKIN’ CUP」を控える。6月にはユース強化選手選考大会(2008年4月~12年3月生まれが対象)への出場を予定している。
遠藤さんは「パワーを多用して、強化選手に選ばれている友人も3月の大会に出場する。そんなタイプの相手に勝ち、優勝を目指す。フットワーク主体でも勝てると証明したい」と力を込めた。
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