石巻のこれから カードゲームで社会貢献、考察 大学生ら24人が交流
カードゲームを通して社会貢献を考えるイベントが23日、石巻市の石巻専修大であり、市内外のNPO法人関係者や大学生ら計24人が楽しみながら地域活動の重要性を学んだ。
カードゲーム「from Me」は、認定NPO法人日本ファンドレイジング協会(東京)が開発。お金を活用して社会貢献や活動を示す「アクション」に取り組むことで、対価としてポイントを得られる。参加者はあらかじめ設定された目標ポイントの達成を目指す。
2人1チームになり「子ども食堂の支援」といったアクションでポイントを獲得。「地域の公共交通の課題解決を応援」など石巻市内での実際の活動を参考にしたアクションもあった。
他チームが目標を達成するのを助けるため、お金を貸し借りしたり、アクションのカードを交換したりすることもあった。
同市蛇田中3年の阿部信太朗さん(15)は「他人を支援する難しさを感じた。他のチームに助けてもらい、目標を達成できた」と振り返った。
イベントは、認定NPO法人杜の伝言板ゆるる(仙台市宮城野区)が企画した。
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