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SDGsテーマに壁新聞制作 矢本東小5年生、授業参観で発表 環境保護の市民活動提言

児童たちが自ら手がけた新聞を発表した授業参観

 東松島市矢本東小(児童449人)の5年生75人が、地域の環境問題について「東松島市と持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマに壁新聞を作った。各班が17目標の中からテーマを選び、市内の関係者を取材。実践事例や、市民が日常で取り組める活動を紹介した。

 児童は12グループに分かれ、昨年10月から新聞作りに取り組んだ。地域でSDGsを実践する企業、地域おこし協力隊などの関係者8人を取材した。

 2月22日の授業参観では、班ごとに記事の中で一番伝えたかったり、苦労したりした点などを発表した。

 「食品ロスをなくそう新聞」を書いた班の児童たちは、商品を陳列棚の手前から取る「手前取り」で破棄する食品が減ることなどを紙面に盛り込んだ。

 太陽光パネルなど新エネルギーについてまとめた「エネルギーをクリーンに新聞」班の金成陽菜子さん(11)は「毎日見ている新聞を作るのがこんなに大変だと思わなかった。取材相手に質問を考えるのが楽しかった。取材をする人はすごいと思う」と振り返った。

 新聞制作には河北新報社と同市矢本のさくらい新聞店が協力。河北新報社社員の出前授業で、子どもたちは、記事の書き方や見出しの付け方などを学んだ。

 授業参観で発表した新聞は、春休み中に市内の公共施設で展示する予定。

子どもたちが分担して記事を書いた「住み続けられるまちづくり新聞」。見出しを付け、漫画も取り入れた

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