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障害者の絵画や詩、500点集めアート展 14日まで、石巻「く・ら・ら美術館」

利用者それぞれの特徴が表れた展示

 障害者による美術作品を集めた第13回「わくわくワンダーアート展」が8日、石巻市中央3丁目の「く・ら・ら美術館」で始まった。同市の社会福祉法人石巻祥心会が運営する11事業所の利用者による500点以上の美術作品を展示している。14日まで。

 自閉症や発達障害がある利用者が手がけた絵画や陶芸作品、詩などを出展。丸や三角など特定のモチーフを繰り返したり、見た物や自身の経験から受けた印象を独創的に描いたりと、それぞれの特徴が表れた作品が並ぶ。

 一部作品には制作者の顔写真と普段の様子などを記したコメントも併載し、作者の人となりものぞける。重度障害者が紙に引いた描線を支援者が切り抜いて作品に昇華したものなどもある。

 黒田龍夫館長は「芸術はその人が生きている証し。作品を見て『何これ?』と思うことをきっかけに、障害者を身近に感じてほしい」と話した。

 午前10時~午後4時(最終日は午後3時まで)。入場無料。連絡先は黒田館長080(5746)2461。

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