子どもの健全育成支援　石巻商工信組、５団体に16万円寄付

　石巻商工信用組合は石巻市、東松島市、登米市、松島町の子ども会育成会など５団体に、計１６万円を寄付した。信販会社「オリエントコーポレーション」（東京）と連携する、社会貢献型クレジットカード「しんくみピーターパンカード」の利用代金の一部と、石巻商工信組からの寄付金を充てた。

　石巻市子ども会育成会への贈呈式は１４日、市役所であり、信組の熱海英俊常務理事が同育成会の鈴木正一会長に寄付金６万円を手渡した。

　熱海氏は「子ども会の経験が上下関係や横のつながりを育み、社会生活にプラスになる。子どもたちが明るく元気になる活動に役立ててほしい。今後も寄付を長く続けていく」と話した。

　鈴木会長は、石巻市の会員数は東日本大震災前の２万人から３０００人程度に減少したことを説明し「活動資金も減っており、寄付はとてもありがたい。ジュニアリーダーの研修会やドッジボール大会などの行事費に活用する」と述べた。

　寄付金は石巻管内特別支援学級後援団体連絡協議会、東松島市子ども会育成連合会、登米町子ども会育成会（登米市）、いるかの会（松島町）にもそれぞれ２万５０００円を贈った。石巻商工信組の寄付は毎年２回実施され、今回で４４回目。寄付金額は累計で６７６万９１３３円となった。