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おいしい女川 水産加工品・全国審査会、県品評会で受賞 町、2団体に褒状

褒状を受け取り記念撮影をする関係者
高政の「ぷちあげ たこ」(右)と女川高等学園の「ほや茶漬けの素」

 水産加工業高政(女川町)の「ぷちあげ たこ」が昨年11月の第34回全国水産加工品総合品質審査会(全国水産加工業協同組合連合会主催)で、最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。町は13日、同社に褒状を授与した。

 タコのうま味が閉じ込められた一口サイズの揚げかまぼこで、たこ焼きのような味わいが特長。アオサと紅ショウガがアクセントになっている。審査会では724点の中から選ばれた。320円。

 須田善明町長から褒状を受け取った高橋正樹社長は「町の人たちからの応援や励ましがあったからこそ賞をもらうことができた。同じ町で頑張る企業や団体と切磋琢磨(せっさたくま)して、女川の魅力を広めていく」と話した。

 また、1月の第48回県水産加工品品評会(県水産加工業協同組合連合会など主催)では県立支援学校女川高等学園の「ほや茶漬けの素」が県知事賞に選ばれ、町役場で同日褒状が授与された。

 ホヤを1センチほどにしてフリーズドライ加工するなど工夫を凝らしたことで、臭みがなく、ホヤが苦手な人でも食べられる商品にした。県水産加工品品評会には112点が集まった。500円。

 食品製造コース2年の太田祐汰さん(17)は「ホヤの食感や風味を感じてほしい。受賞を励みに、安心安全な商品を作るという自分たちの取り組みを継続し、地域貢献につなげていきたい」と喜びを語った。

 賞状を手渡した須田町長は「女川の名前を多くの人に広めてくれていることに感謝。今後も町を代表する企業・団体として、経済をけん引、活躍してほしい」とたたえた。

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