座ってできる健康体操、楽しむ 石巻・山下地区で120人交流 踊り披露も
体操や踊り、カラオケを楽しむ健康交流イベントが9日、石巻市錦町の山下屋内運動場で開かれた。地域住民ら約120人が集まり、運動やステージパフォーマンスで盛り上がった。
山下地区協働のまちづくり協議会地域包括ケア部会が主催。健康体操では地元の「リハビリデイサービス結」の斎藤智さんを講師に招き、椅子に座ったままできる簡単な動きで体を温めた。左右の手で異なる動きをする体操では苦戦する参加者が多く、会場から笑いが起きた。
市内の女性グループ「笑遊会」は、はねこ踊りなどを披露。「女の花ざかり」の踊りでは参加者も桜の造花を振って参加した。住民によるカラオケや、雄勝地区を拠点に活動する弾き語りユニット「BROTHER」のステージもあった。
「女の花ざかり」で客席から立ち上がって踊った同市末広町のパート小林きよ子さん(75)は「脚が痛いが、踊ると治る」と笑顔だった。同市貞山1丁目の主婦(74)は「家でテレビを見るよりも、こういう所で音楽を聴いているほうが楽しい」と話した。
イベントは新型コロナウイルス禍が落ち着いたことを受けて初開催。各地区で開くお茶っこ会では集まる人が限定されるため、より多くの人が集まり、地域で互いに見守るのが狙い。
包括ケア部会の曽根満里子さん(76)は「思ったより多くの人に集まってもらってうれしい。みなさんで楽しい時間を過ごしてほしい」と語った。
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