能登半島地震 東松島市職員、能登町の現状報告 廃棄物処理「長期の支援必要」
能登半島地震で被災した石川県能登町に災害廃棄物処理支援員として派遣され、12日に帰庁した東松島市職員2人が、被災地の様子を渥美巌市長らに報告した。
派遣されたのは商工観光課の鈴木雄一課長補佐(49)と教育総務課の沼崎裕行教育総務係長(40)。東日本大震災時、災害廃棄物処理で分別・リサイクルを徹底した「東松島方式」を担った。
2人は廃棄物仮置き場などを視察したほか、家屋解体に関する自治体の打ち合わせに参加した。倒壊家屋の中には、持ち主が亡くなった後に名義変更されていなかった建物もある。これらを含めた処理をどう進めるかについて共に模索した。
鈴木課長補佐は「被災者の目線に立った処理を進める東松島方式に関心を持っていただいた。現地は長期にわたる支援が必要だ」と述べた。
渥美市長は「今後も関心を持ち助言などを続けてほしい」と話した。
市は20日にも被災自治体を一対一で支援する県の対口支援の一環で、職員2人を能登町に派遣した。
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