石巻への思いを水彩画に アマチュア画家、カフェ・ヌーンで展示40点 31日まで
石巻地方の風景や花を描いたアマチュア画家の水彩画展が、石巻市中里6丁目のギャラリーカフェ・ヌーンで開かれている。31日まで。
作者は仕事の関係で2月まで7年間、市内で暮らした会社員樋口貴之さん(50)=酒田市=。ここ数年間に描いた絵の中から、太子サイズ(378ミリ×287ミリ)、はがきサイズなどの作品40点を展示している。
同市日和が丘の鹿島御児神社境内や北上地区のヨシ原など、樋口さんが気に入っている風景の絵が並ぶ。今昔を問わず題材にしており、写真を参考に描いた旧岡田劇場前(石巻市・橋通り)の絵もある。どの作品も落ち着いた色合いが静かな街のたたずまいを感じさせる。
「石巻の街や浜を歩いて美しい風景を描くのが好きだった」という樋口さん。20代で絵の世界に入り、独学で画力を伸ばした。作品に込めた石巻への思いを伝えたい気持ちで展示を申し出たという。販売もしており、収益金の一部は社会福祉に寄付する。
時間は午前10時半~午後5時(最終日は午後4時)。
<カフェ・ヌーン、収益金など寄付>
ギャラリーカフェ・ヌーンは7日、昨年12月に実施したチャリティー販売の収益金など合わせて5万円を石巻市社会福祉協議会に寄託した。社会福祉への寄付は毎年続けており、今回で20回目。総額は93万4000円になった。
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