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「漁村留学」の3人、思い出がいっぱい 雄勝小・中でお別れ式

「なんでもバスケット」などのレクリエーションで交流する漁村留学生の森村さん(右から1人目)と池田さん(同3人目)=雄勝小

 石巻市雄勝地区の複合体験施設「MORIUMIUS(モリウミアス)」で生活しながら通学する「漁村留学」で、体験していた児童生徒3人のお別れ式が21日、市雄勝小・中(児童21人、生徒10人)で開かれた。留学生3人は4月から地元の学校に戻る。

 小学校でのお別れ式には1~5年生計17人が参加。1年間を共に過ごした4年の池田小夏さん(10)=神奈川県=、5年の森村咲紀さん(11)=東京都=とレクリエーションで交流し、思い出をつくった。

 池田さんは「神奈川では全校児童800人ほどの学校に通っていたので、運動会で全ての種目に参加できたり、神楽など雄勝ならではの活動をしたりしたのが印象に残った」と話した。

 森村さんは「漁村留学はやりたいことを自分で決められるのが魅力。人との関わり方や料理などを学んだので、地元に戻っても生かしたい」と語った。

 中学校では1、2年生6人が出席。2年間留学した2年の川村貴羽さん(14)=神奈川県=に、遠藤安孝校長が賞状を授与。在校生からは寄せ書きした雄勝石のスレートが3人に贈られた。

 モリウミアスでは、親元を離れた子どもたちが共同生活をしながら学校に通う「漁村留学」を2022年年度から実施。小学生の参加は23年度が初めてだった。

MORIUMIUS 漁村留学 ~ 森と海に囲まれ、私は生きる

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