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多彩な発表、市民和ます 石巻芸術文化祭 40超す団体が参加

初参加のNバレエスクールの子どもたち。和太鼓との共演で会場を沸かせた
展示会場となった小ホール。市民は1、2階を行き来しながら作品を鑑賞

 第28回石巻芸術文化祭(石巻文化協会主催)が23、24の両日、石巻市開成の市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)で開かれ、市民は多彩な文化団体による発表を楽しんだ。

 まきあーとでの開催が3年目となった今年は第14回市合同文化祭を兼ねて行われ、40を超す文化団体が参加した。

 1日目は絵画や書、生け花、写真などの展示(市民ギャラリー、小ホールホワイエなど)のみで、2日目は舞台公演(小ホール)が加わった。箏曲や合唱、民謡、日本舞踊といった大人たちの演目に交じってNバレエスクール(大街道南4丁目)の子どもたちが初めて出演、会場を沸かせた。

 2階和室には呈茶席が設けられ、1日目は茶道裏千家石巻同門会、2日目は表千家石巻教授者会が市民をもてなした。2階創作室では子どもたちが2日間、市民をお客さんに、お菓子とお茶を出した。

 市内の30代女性は「石巻は文化活動の盛んな街なんだと改めて感じた。子どもの頃、書を習っていたのでとても刺激を受け、創作意欲をかき立てられた」と話した。

 同協会の足立岳志会長(63)は「東日本大震災、コロナ禍を乗り越えて文化団体が力を合わせて開いてきた。作品や舞台を見てもらうことが大事。市民の励みになると同時に心に潤いを与えることができれば」と地方の芸術文化が果たす役割の重要性を強調した。

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