進路選択「自分目線で」 石巻専修大オープンキャンパス 5年ぶり、入場制限なし
石巻専修大のオープンキャンパスが24日、同大で開かれた。多くの高校生やその保護者ら約110人が来場し、進路の選択肢を検討した。
来場者は各学科の説明を聞いたり、ワークショップに参加したりした。
経営学部経営学科では、経営学の組織論を用いたチームビルディングのワークショップが開かれた。パスタの乾麺とテープ、マシュマロを使って各チームがタワーを作り、高さを競った。作業を通じて、どんな戦略が必要か、資源をどう使いどう組み立てるのか話し合い、組織と戦略の観点から主体的に学んだ。
ワークショップに参加した一迫商高2年の遠山航生さん(17)は「コミュニケーション能力など、普段する机上の勉強以上の体験ができた。今後の進路選択に生かしたい」と笑顔で語った。
理工学部機械工学科では両端にポールを置いた道を車から見た画像をコンピューターにかけ、ゴーカートの自動運転を試みる研究を紹介。生物科学科ではアニサキスを無害化する研究を教員が解説した。その他、大学の特色などをPRする説明会や、学生スタッフによるキャンパスツアーもあった。
学生スタッフの人間学部2年千葉心愛(ここあ)さん(20)は「高校生の時、オープンキャンパスで先輩から話しかけられてうれしかった。1人でいる高校生に積極的に声をかけた」と話した。
新型コロナウイルス禍の影響で、入場制限のないオープンキャンパスは5年ぶり。事務部の鷹崎正彦次長(59)は「自分目線でミスマッチがないように大学を選んでほしい。いろんな大学がある中で、石巻専修大で学ぶ意義や意味を感じ取ってほしい」と期待した。
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