観光分野で相互人事交流　兵庫・姫路市から山名さん着任　石巻市

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　石巻市は１日、東日本大震災後に職員の応援派遣を受けてきた兵庫県姫路市と、観光分野での人事交流で初めて職員１人を相互に派遣した。期間は２年の予定。

　石巻市には姫路市国民健康保険課から山名史織さん（２６）が着任し、観光政策課に配属された。市役所で１日、併任辞令交付式があり、斎藤正美市長が山名さんに辞令を手渡した。

　山名さんは姫路市出身。他自治体での勤務や観光振興に関心があり、今回の派遣を希望した。「他の自治体に携わり客観的な視点を生かしたいと思った。石巻市は震災から１３年がたち、観光に力を入れていこうという時期だと思う。交流サイト（ＳＮＳ）を含めて観光情報を発信したい」と抱負を語った。

　姫路市は震災が発生した２０１１年度から２１年度まで、石巻市に継続して職員を派遣。自治法派遣では延べ４５人が勤務した。