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社会人の一歩踏み出す 石巻赤十字病院、住宅資材メーカー「山大」

 新年度がスタートし、石巻地方の企業や医療機関などは1日、新たな社員や職員を迎え入れた。新入社員らは希望の春に心を躍らせ、社会人としての一歩を踏み出した。

石巻赤十字病院「患者に寄り添って」

辞令交付を受ける石巻赤十字病院の新採用職員

 石巻市蛇田の石巻赤十字病院では、新採用職員辞令交付式が災害医療研修センター講堂であり、新たに採用された職員79人が辞令を受けた。

 医師や看護師、救命救急士、診療放射線技師などとして勤務する新採用職員が出席した。名前が1人ずつ呼ばれ、5人の代表者が石橋悟院長から辞令を受け取った。

 石橋院長は「大いに他人と自分を比較し、自分の得意なところや不足しているところを考え、励んでほしい」と訓示を述べた。

 助産師として採用された門脇瑞季さん(23)=仙台市出身=は「看護学校で学んだことを生かして、患者さんに寄り添った助産や看護を実践できるよう頑張りたい」と話した。

 新採用職員は病院の防災や医療システムなどについてのオリエンテーションを2日間受けた後、配属先での勤務が始まる。

石巻・山大、新入社員3人迎える

新入社員に辞令が交付された山大の入社式

 石巻市潮見町の住宅資材メーカー山大は、入社式を本社近くのウッドミル工場事務所で開いた。新入社員3人が「共に学び共に成長し成功を共有するチーム」の一員として決意を新たにした。

 新入社員や役員、幹部社員ら約15人が出席した。高橋暢介社長は式辞で「失敗から学び常に前進する姿勢が重要。新しいアイデアと視点を積極的に発信し、変化と挑戦を歓迎する」と激励し、辞令を交付した。

 新入社員を代表し、開発生産部キャドキャム管理センターに配属された佐藤夏音(かのん)さん(18)=石巻工高卒、石巻市住吉町1丁目=が「一刻も早く仕事を覚え、山大の社員として地域に貢献できるよう尽力する」と謝辞を述べた。

 他2人の新入社員はともに日本ウェルネス宮城高を今春卒業した佐藤憲吾さん(18)=柴田町=と三浦秀将(ひびき)さん(18)=松島町=。住宅資材事業部仙台支店で営業を担当する。

 営業職2人の採用は、県産原木を製材した自社ブランド商品「宮城の伊達な杉」の販売強化が狙い。

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