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「夢諦めず頑張ろう」 空自松島基地ブルー操縦士ら、5年生に職業講話 矢本東小

ブルーインパルスについて説明するパイロットの佐藤さん(右)と假屋さん

 東松島市矢本東小(児童449人)は、航空自衛隊松島基地に所属する曲技飛行チーム「ブルーインパルス」のパイロット佐藤裕介1等空尉(32)と整備士の假屋智広空曹(37)を招き、5年生(79人)を対象にした職業講話を企画した。

 佐藤さんは札幌市出身で、2010年入隊。昨年3月から松島基地でブルーのパイロットを務める。假屋さんは宮崎市出身で、05年入隊。昨年1月から同基地でブルーのT4型練習機の整備に当たる。

 それぞれ自己紹介した後、佐藤さんはブルーについて「国家的イベントでダイナミックなアクロバットや編隊飛行を披露する専門チームで、正式名称は第11飛行隊」と説明した。

 「ブルーインパルスは展示飛行で夢と感動を与える。夢って何だろう」と問いかけ「夢はかなえるためにある。将来、何になりたいかを考え、いろいろなことに興味を持つことが夢を探す第一歩」と述べた。

 その上で「夢をかなえるには目標を立てて努力することが重要。目標を立てたら口に出す。どんな夢でも諦めずに頑張ることが一番大事です」と強調した。

 パイロットと整備士の関係について、佐藤さんは「飛行して無事に帰って来られるのは整備士のおかげ」、假屋さんは「パイロットはやっている事の全てがすごい」と語り、ともに「尊敬している」と力を込めた。

 児童からは「(訓練で)つらい時、どうやって耐えたか」「ロシアが(領空侵犯して)来たら怖くないか」などの質問があった。佐藤さんは「みんなで助け合い、励まし合ってつらい状況を乗り越えた」などと答えた。

 職業講話は2月16日にあった。5年生は24年度、6年生の学習で松島基地を見学する。

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