春の交通安全運動 園児、力強く宣言 パトカー出動、啓発グッズ配布 石巻地方
春の交通安全県民総ぐるみ運動が6日、県内一斉に始まった。石巻市では出動式が同市茜平4丁目のイオンモール石巻であり、出席者は交通安全の誓いを新たにした。
式には石巻地区交通安全協会など約50団体の約200人が参加。赤間博之石巻署長は「新入学生や新社会人らが増える春は、事故の発生リスクが高い。交通状況に最大限の注意を払い、安心安全の輪を地域に広げましょう」とあいさつした。
同市のぞみ野の乳幼児保育園ミルク(園児75人)の年長児、野崎朝日ちゃん、菊地湊斗(みなと)ちゃん、伊藤美陽(みはる)ちゃん、相原涼音(すずね)ちゃん=いずれも(5)=が「僕たち私たちは、右を見て左を見て、車が来ないことを確認して道路を渡ります」と宣言した。
石巻署の佐藤康治交通課長が指揮を執り、パトカーなど11台が出動した。式後、市職員や県トラック協会幹部ら約100人が市内2カ所の商業施設で買い物客らに啓発グッズを配り、交通安全を呼びかけた。
復興ワカメ作戦
河北署と河北地区交通安全協会など5団体の約25人は同日、同市小船越の道の駅「上品の郷」で、「春うらら復興ワカメ作戦」と称し、北上町十三浜の特産ワカメを配りながら、交通安全を呼びかけた。
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