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脆弱な生命線、震災よぎる<半島原発と複合災害(下)>

避難計画への疑念膨らむ

 太平洋に細長く突き出す宮城県の牡鹿半島。起伏が激しく、複雑な海岸線を描く。半島を縦断する県道3路線は、住民の生活に欠かせない道路だ。東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の重大事故時、住民が避難するルートとなる。

 「原発の重大事故に備えた広域避難計画は絵に描いた餅だ。道路が…

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