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カタクリ見頃、桜と競演 スイセンやツバキも 東松島・清泰寺

見頃を迎えたカタクリ。桜との競演が楽しめる

 東松島市大塩の清泰寺で、敷地内に群生するカタクリの花が最盛期を迎えた。桜の開花時期も重なり、薄紫と淡いピンクの花々が春の到来を告げている。

 今年は4月初めに咲き始めた。9日の雨に打たれ盛りを過ぎた花も一部あるが、凜(りん)とした花弁が境内の至る所で揺れている。数万本に1本しか咲かないという珍しい白いカタクリも数カ所で開花した。見頃は今週末ごろまで続く見込み。

 カタクリは開花まで8年ほどを要する。檀家(だんか)らが年3回ほど草刈りをし、花が育ちやすい開けた斜面を管理する。小池康明副住職(54)は「檀家の皆さんがきれいに手入れしたおかげで見事に咲いた。今年は桜と合わせてお花見が楽しめる」と話した。

 境内にはスイセンやツバキなども咲いている。

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