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聴衆が満足する演奏を 石巻シティフィル、設立総会 初の定演は9月15日

設立に当たり意欲を述べる足立楽団長(左から2人目)

 1日に発足した石巻市民らによる楽団「石巻シティフィルハーモニー管弦楽団」の設立総会が7日、東松島市矢本西市民センターであった。関係者約10人が出席し、新楽団の始動に向け足固めをした。

 理事長には石巻市国際交流協会名誉会長の久我恵美子さんが就任した。久我さんは「団としての結束を意識し、石巻の文化振興に向け全力で頑張りたい」とあいさつした。

 団長には石巻市民交響楽団で長年団長を務めた足立岳志さんが就く。団員は常任客演楽団員を含めた40人。足立さんは「プロの力量にはかなわずとも聴衆が満足する演奏を届けられるよう、充実した楽団にしたい」と話した。

 専務理事には東日本大震災の被災地支援を続ける林田順平商店(堺市)の林田元宏社長が就いた。

 第1回定期演奏会は9月15日に開催予定。依頼公演では11月24日、同社などでつくる実行委員会主催のコンサート「第2回石巻第九」に出演する。会場はいずれも同市開成のマルホンまきあーとテラス(市複合文化施設)。

 第2回石巻第九の結団式が6日、市桃生公民館であり、総数約100人になる出演者や斎藤正美市長などが出席。前回公演に続き石川浩さんが合唱指導し、石巻市民を中心につくる合唱団がベートーベンの交響曲第9番を歌い上げる。

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