満開の桜を観賞 祭りで住民ら交流、ステージも楽しむ 東松島・大塩
東松島市大塩で春の恒例イベント「第37回大塩地区ふれあい花まつり」(実行委員会主催)が14日、同市大塩市民センターで開かれた。来場者は大塩小に咲く樹齢100年以上の23本のソメイヨシノや同施設内の桜を観賞したり、ステージ発表を楽しんだりしながら交流を深めた。
市民センターの駐車場に設けた特設ステージでは、大塩小鼓笛隊がトップバッターとして登場。住民によるカラオケやフラダンス、スコップ三味線など、バラエティーに富んだ演目も次々に披露され、お祭りムードを盛り上げた。
キッチンカーや住民の屋台などグルメも充実し、センター内では写真愛好家による作品展示や小物作りができるコーナーも関心を集めた。
大塩の大島地区から友人らと訪れた阿部美喜子さん(70)は「イベントの開催日に桜が満開で良かった。住民同士が顔を合わせる機会が減っているので地域にとって大切な祭りだ」と喜んだ。
花まつりは例年、大塩小の校庭を会場としていたが、昨年から雨天時でも開催できるようにと場所を市民センターに移した。かつては2部に分けられたり、大食い大会や花火の打ち上げなどもあったりした。
最上和昭実行委員長は「実行委に関われる人が少なくなるなど苦労もあるが、住民にとっては、なくてはならないイベント。これからも続けたい」と話した。
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