日本語や生活、教室で楽しく学ぼう 本年度も開校 5カ国23人が受講
石巻地方在住の外国人を対象にした「楽しい日本語教室」のみなと荘教室の開講式が14日、石巻市総合福祉会館みなと荘であった。日本の言葉や生活習慣などを学ぶ。
本年度はベトナムやフィリピンなど5カ国から23人が受講する。技能実習生などとして生活しながら、毎月第2、4日曜に日本語学習に取り組む。イチゴ狩りやクリスマス会など季節の行事もあり、受講者同士で交流を深める。
式に出席した受講者5人が自己紹介し、教室への抱負を語った。昨年来日したインドネシア出身のリリ・マルスティアニさん(23)は「新しい日本語を学び、覚えるのが難しい漢字の書き方を勉強したい」と意気込んだ。
教室は1999年に始まった。同市の国際サークル友好21が主催する。三川小夜子代表は「知りたいことを丁寧に教えるので、石巻での生活を楽しんでほしい」と激励した。
市蛇田公民館を会場にした教室の開講式は15日にあった。
市内には39カ国から約1600人の外国人が生活しており、うち約65%が技能実習生や特定技能外国人として地域産業に従事する。
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