春の交通安全運動　児童の下校時、慎重運転を　交差点で呼びかけ　石巻地区安協大街道分会

　石巻地区交通安全協会大街道分会は１５日、「シルバーナイト作戦」を石巻市三ツ股２丁目の市道交差点で実施した。春の交通安全県民総ぐるみ運動（６～１５日）の一環で、交通事故の起きやすい下校時間と夕暮れ時に合わせてドライバーに安全運転を呼びかけた。

　活動には分会の会員１０人が参加。「歩行者がいたら　横断歩道で　止まるっちゃ！」などと書かれた旗を掲げ、事故防止の意識を啓発した。

　活動場所の近くでは昨年１１月、信号のない横断歩道を渡っていた小学生が軽トラックにはねられる事故があった。住宅が立ち並び、交通量も多い。

　遠藤国男分会長（７６）は「スピードを出す車も多く危険。事故があってからでは遅い。子どもの命を協力して守らなければならない」と訴えた。一方で「会員の高齢化が進み、子どもを見守る大人が減っている。親や地域の人には協会に加入し、交通安全活動に協力してほしい」と話した。

　分会は交通安全運動期間中、街頭に立ったり、車で通学路を回ったりしながら、子どもを見守り、交通安全を呼びかけた。集団下校の見守りなどにも協力しているが、高齢化などの影響で今後は活動を縮小せざるを得ない可能性もあるという。