バイオリンとピアノ二重奏、聴衆230人を魅了 石巻LCアゼリア支部がコンサート
石巻ライオンズクラブの石巻アゼリアクラブ支部(会員15人)主催のコンサートが14日、石巻市千石町の石巻グランドホテルであり、熟練のバイオリンとピアノによる二重奏が来場者約230人を魅了した。
仙台フィルハーモニー管弦楽団のバイオリン奏者ヘンリ・タタルさんと、ピアニスト木下順子さん夫妻が協演。昨春の公演が好評だったため、2年連続の出演になった。
演目は国際旅行に着想を得て構成。フランスのシャンソン歌手エディット・ピアフの名曲「愛の賛歌」や、アルゼンチン出身の作曲家アストル・ピアソラの「リベルタンゴ」など、世界各地の約10曲を披露した。
細部まで研ぎ澄まされたバイオリンの技巧と情熱的なピアノの旋律が会場を一つに。演奏が進むに連れ聴衆は盛り上がり、「斎太郎節」では手拍子しながら演奏に合わせ共に歌った。
コンサートは東日本大震災後に始まった。収益金は同支部が長年開催している子ども向けスケート教室やフードバンクへの食品寄贈の費用などに活用する。
狩野節子会長(77)は「大勢のご来場に感謝する。収益金は会の活動に充てさせていただく」と話した。
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