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宮城丸、宮水生ら石巻出港 マグロ漁実習航海 「成長して帰ってくる」

色とりどりのテープが舞う中、家族や友人に見送られて出港する宮城水産高の生徒ら

 宮城水産高(生徒235人)の生徒らが乗った海洋総合実習船「宮城丸」(699トン)が26日、石巻漁港を出発した。小笠原諸島南東海域などで2カ月間、最新機器を使った航海技術やマグロはえ縄漁を学ぶ。

 同校海洋総合科航海技術類型の3年生16人、専攻科海洋技術科航海コースの1年生2人、同機関コース1年生7人の計25人と、気仙沼向洋高の1、2年生9人の計34人が乗船した。

 出港式には宮城水産高の在校生や保護者らが出席。佐々木安弘教頭が「長い航海への期待や不安が入り交じっているかもしれないが、仲間と協力して有意義な実習にしてほしい」とエールを送った。

 航海技術類型3年の高橋竜輝さん(17)は「親元を離れた船内生活は初めて。必ず成長して帰ってくるので楽しみに待ってほしい」とあいさつ。同3年の森田一さん(17)は「今後の人生に役立つような経験を積んでくる」と意気込みを語った。

 実習船は5月6日に小笠原諸島南東海域の漁場に到着し、6月1日までマグロはえ縄漁を操業。11日に那覇市の那覇港に寄港後、21日に石巻港に戻り水揚げを行う予定。

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