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大型連休 震災遺構「門脇小」、県内外から見学続々 親子向け防災イベントも

真剣に展示を見る来館者

 春の大型連休が27日、始まった。新型コロナウイルスが5類に移行して初めてのゴールデンウイークに、石巻地方の観光施設は行楽客でにぎわいだした。

 石巻市東日本大震災遺構門脇小では、団体客や県外、国外から訪れた多数の来館者が、津波の威力や日々の防災を学んでいた。

 仙台市内であるサッカーの試合の観戦に合わせて来館した千葉県市原市の会社員男性(41)は「災害から時間がたつと忘れてしまいがちな防災の大切さをあらためて考えさせられた」と話した。

 館内では、大型連休に合わせた親子向けの体験型イベントとして、防災や減災を学べるスタンプラリーが始まった。

 各所に「津波から安全に素早く逃げるためには?」といった設問があり、自分の考えに近い行動が記されたスタンプを集める。初日の午前中も多数の親子連れが熱心に取り組んでいた。

 スタンプラリーは休館日の4月30日を除き毎日実施する。体験型イベントは他にも防災グッズ作り体験が5月3、5日、段ボールベッドの組み立て体験が4、6日にある。参加無料で、参加特典に備蓄に使えるガムやあめ、アルミブランケットなどがもらえる。

 同館スタッフは「大型連休は各地でいろんな行事があるので、合わせて簡単に体験できるイベントで、身近な人と共に防災を考えてほしい」と述べた。

 連絡先は事務局0225(98)8630。

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