「絵の上達、写真を手本に」　キャラクターの描き方、プロに学ぶ　石巻・ヒトコマ

　魅力的な女性キャラクターの描き方を学ぶイラスト講座が、石巻市中央２丁目の交流・創作活動拠点「いしのまき　ＭＡＮＧＡ　ｌａｂ．ヒトコマ」であった。市内の小中学生約１５人が参加。漫画誌「別冊フレンド」でデビューした同市出身の漫画家采花（さいか）さんからこつを習った。

　参加者は顔の輪郭だけが描かれたイラストを下敷きに、指導を受けながら目や眉毛、髪を描き足した。キャラクターの表情や瞳を丁寧に描き、出来上がった作品は講師の添削を受けた。

　采花さんは「絵の上達には想像で描かずに写真を手本に描くといい」とアドバイス。手の形など、上手に描けない時は絵と同じポーズを取って「自撮り」するという執筆エピソードを話した。

　采花さんは「絵は楽しんで描くのが一番。好きなパーツから自由に描き始めていい」と語った。北村小６年の阿部統守（とうま）君（１１）は「服のしわの描き方など絵の上達方法が勉強になった」と話した。

　采花さんの講座は２回目で４月２１日にあった。５月１９日の次回講座は定員に達した。