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バトラー大尉撮影 よみがえる古里の記憶、73年前の風景写真展 石巻・あすから

石巻地方などの73年前の風景を紹介する写真展
73年前にバトラーさんが撮影した「金毘羅通り」。人のにぎわいや街並みが色鮮やかによみがえる

 石巻市のNPO法人石巻アーカイブは17日から、1951年の石巻地方の風景などを紹介する写真展「73年前の石巻&宮城」第1期を同市中央2丁目のホシノボックスピア1階で開く。入場無料。

 米軍医だった故ジョージ・バトラー大尉が、松島基地駐留時に撮影したカラーやモノクロの写真計145点を展示する。

 写真は同市や東松島市、仙台市などの風景や人物が写る。かき氷を食べる少女や露店の古着売り場、人力車夫などを捉え、戦後間もない当時の生活をカラーで見ることができる。

 三陸河北新報社発行の写真集「よみがえる1951」に掲載した、バトラー氏の長男アランさんとアーカイブの辺見清二さんの解説文や現在の地名と共に、A3サイズで展示。未発表のモノクロ写真15点も紹介しており、来場者に撮影場所などの情報を募る。

 アーカイブの小野寺豊代表理事は「73年前の光景がカラーでよみがえった貴重な写真をぜひ見てほしい」と呼びかける。

 8月9日までで、時間は午前10時から午後5時まで。火、水、木曜定休。第2期は8月30日からで、新たにアランさんから提供されるオリジナルプリントの作品を展示予定。連絡先は小野寺代表理事090(3753)5295。

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