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渇水対策、注意体制へ 北上川・鳴瀬川水系情報連絡会総会 鳴子ダムの貯水率低下

渇水対策の注意体制に入ることを決めた総会

 北上川水系(下流)と鳴瀬川水系の渇水情報連絡会の総会が23日、石巻市蛇田の北上川下流河川事務所で開かれた。少雪などの影響で鳴子ダム(大崎市)の貯水率が低下していることを受け、渇水対策支部(注意体制)を設置することを決めた。

 総会には国や県など29機関からオンラインを含めて約40人が参加。各機関が気象や河川の状況、ダムの貯水率などを説明した。鳴子ダム管理所によると、ダムへの流入水源の積雪は今季、最大深が50センチで、ダム建設以降の66年間で2番目に低かった。23日時点の貯水率も39.4%と低くなっている。

 今後、河川流況への影響が懸念されるため、注意体制を敷いた。江合川と北上川、鳴瀬川の水量や流域の取水状況について週1回、情報を共有する。

 同事務所の石井貴範副所長は「晴天が続けば川に流れる水量が減り、ダムへの補給も必要となる。必要な時期に水がないと農業用水や水道水に影響が出る。水を使う皆さんにも節水などに協力してほしい」と話した。

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