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食や農業への理解深めて いしのまき農協、3市町に教材寄贈

渥美市長(左から3人目)に教材本を贈った橋浦代表理事専務ら

 いしのまき農協は、東松島市に小学校高学年向けの補助教材「農業とわたしたちのくらし」を寄贈した。橋浦義博代表理事専務が22日、市役所を訪れ、渥美巌市長、志小田美弘教育長らに8校394冊(教師用も含む)を贈った。

 教材本はA4判カラーの27ページで、一般社団法人「JAバンクアグリ・エコサポート基金」(東京)が発行。野菜や米ができるまでの工程、農業技術の移り変わりといった内容を写真やイラストなどを添えて紹介している。

 今回は生産現場などを紹介した動画が見られるように、各ページにQRコードを付けた。橋浦代表理事専務は「動画も見ることでより農業を身近に感じてもらえるはず。関係する社会問題にも関心を持ってほしい」と話した。

 渥美市長は「教師用の資料もあるのがありがたい。食と農業の関係や1次産業の役割なども伝わるだろう」と語った。志小田教育長も「農業の勉強から地域の文化や暮らしも知ることができる。うまく活用したい」と感謝した。

 教材本の寄贈は、石巻地方の子どもたちに食や農業への理解を深めてもらおうと2008年に始まった。石巻、東松島、女川の3市町に贈っており、今年は石巻市31校に1254冊、女川町1校に35冊(いずれも教師分も含む)を配布した。

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