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新緑の宮戸、絶景巡る 宮城オルレ・奥松島コースでイベント 県内から40人参加

 東松島市宮戸地区のトレッキングコース「宮城オルレ奥松島コース」を歩くイベント「スプリングオルレ」が25日開かれた。参加者は鮮やかな新緑を楽しみながら、宮戸島の絶景や食の魅力を満喫した。

コースの海側に広がる島々の景色を楽しみながら歩く参加者

 県内から約40人が参加。コースは島を1周する約10キロの道のりで、市の復興再生多目的施設「あおみな」をスタートし、さとはま縄文の里史跡公園や新浜岬、松島四大観の一つである大高森などを巡った。

 参加者は快晴の空の下、涼やかな潮風を受けながら名所を回った。道中では海上の島々がつくる景色や道端に咲く花などの自然を楽しんだ。昼食は民宿で、地元産のカキやフノリなど海産物を使った食事が提供され、食の魅力も堪能した。

 コース終盤の大高森では、所々急な山道を参加者が励まし合いながら登った。山頂の展望台は松島湾や太平洋のパノラマを一望できる。到着すると歓声が上がり、記念写真を撮るなどして互いの頑張りをねぎらい合った。

 夫婦で毎年参加している石巻市桃生町のパート従業員鈴木恵美子さん(68)は「天気や景色がよく、最後まで無事に歩けて良かった。今後も体力の続く限りは参加したい」と話した。

 イベントは、東松島市が季節ごとに年4回開いている。

大高森の頂上に登り、展望台から松島湾を眺めた

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