閉じる

未利用・低利用魚、芸術家視点でPR 原画展23日まで 魚市場など石巻市内3ヵ所

アーティストが手がけた未利用魚の原画が楽しめる展示会

 食べにくかったりなじみがなかったりする未利用、低利用の魚「インディーズフィッシュ」をテーマにした原画展が石巻市内3カ所で開かれている。23日まで。

 原画展「Reborn-Art Festival(RAF) 石巻インディーズフィッシュ ~ おでかけ編」はアートと食、音楽の総合祭「リボーンアート・フェスティバル」の参加作家である小説家の朝吹真理子さん(東京都出身)と画家の弓指寛治さん(三重県出身)の作品を展示する。

 作品はボラやアカエイなどのインディーズフィッシュや昨年発行したポスターの原画など計15点。会場のうち、石巻市魚町2丁目の石巻魚市場にはポスターに使用された漁師のスケッチや、ポスターに掲載された「ギンボウ(ギンボ)」など7点を公開している。漁業関連施設で展示することで一般来場者に施設を知るきっかけにしてもらう。

 会場はほかに石巻魚市場隣の市水産総合振興センター、JR石巻駅構内「Reborn-Art STAND」。同STANDでは限定メニューも販売している。6月後半からは現在制作中の第2弾ポスターが公開される予定。

 石巻市の一般社団法人リボーンアート・フェスティバル主催。昨年からアーティストの視点でインディーズフィッシュを周知する活動を行っている。

 リボーンアート・フェスティバルの志村春海さん(36)は「原画とポスターの色や立体感などの違いを見てほしい。漁業関係者も市民もインディーズフィッシュと施設について知る機会にしてほしい」と話した。

 石巻魚市場は午前6時~午後5時、市水産総合振興センターは午前6時~午後4時半、同STANDは月-土曜・祝日が午前11時~午後9時、日曜午前11時~午後3時。

Reborn-Art Festival 原画展「石巻インディーズフィッシュ〜おでかけ編〜」

関連リンク

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫

ライブカメラ