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米軍の大規模演習、市民団体が反対要望 松島基地に書面提出

溝口監理部長(右)に要望書を手渡す斎藤石巻市議(左)ら

 米軍が航空自衛隊松島基地(東松島市)などで実施する大規模統合演習「バリアント・シールド」(7~18日)を前に、県内の市民団体などが3日、同基地に演習の中止を要望した。

 要望したのは、安保破棄・諸要求貫徹県実行委員会、新日本婦人の会石巻支部、同矢本ライラック班、共産党東部地区委員会。

 要望書では、同基地が米演習の拠点となり、空自が参加することについて「自衛隊と松島基地の性格を変え、地域社会に深刻な影響を及ぼす」と指摘。演習の中止に加え、自衛隊の参加を取りやめるよう求めている。

 3日は実行委の佐藤春治事務局長、石巻支部の斎藤すみ子石巻市議ら10人が同基地を訪れ、正面ゲート前で溝口浩一監理部長に要望書を手渡した。溝口監理部長は「基地司令や上部部隊に報告する」と述べた。

 要望に参加した三浦一敏県議=石巻・牡鹿選挙区=は「訓練内容が分からず、相当の騒音もあると心配している。基地なり防衛局なりが説明するべきだ」と強調した。各団体は同日、県にも同様の要望を行った。

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