米軍の松島基地演習 騒音測定器増設、東松島市が要望 県、2ヵ所増方針示す
米軍が航空自衛隊松島基地(東松島市)などで実施する大規模統合演習「バリアント・シールド」(7~18日)を前に、東松島市の渥美巌市長は5日、県に対し、演習期間中の基地周辺の騒音測定器増設などを要望した。県側は2カ所増やす方針を示した。
県庁で渥美市長から要望を受けた池田敬之副知事が方針を明らかにした。県環境対策課によると、設置期間は13~26日。もともと基地周辺で予定していた短期の測定業務が米軍演習と重なったという。
県は基地周辺の3カ所に測定器を常設し、航空機の騒音状況を調べている。増設により、測定器は5カ所に増える。
演習では米軍三沢基地(青森県三沢市)のF16戦闘機が松島基地に展開する予定で、市も測定器を常設の4カ所に加えて1カ所増やす。市復興政策部の八木繁一部長は取材に「県と調査結果を共有し、平常時と比べてどれだけ騒音状況が変化するのかを把握して、今後の基地対策に役立てたい」と述べた。
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