子どもたち、モデル気分 石巻でファッションショー レッスンの成果披露
児童らがファッションモデルのようにランウェイを歩くチャリティーファッションショーとコンテストイベント「Love&peace」が1日、石巻市開成のマルホンまきあーとテラス(市複合文化施設)であった。
ウクライナ出身で塩釜市在住のモデル兼ダンスアーティストの高橋エレオノーラさん(41)が、東日本大震災で被災した石巻市を盛り上げ、能登半島地震の被災地を応援しようと企画。同市や仙台市などの3~11歳の子どもたち約20人が華やかな衣装で着飾り、ウオーキングしながらポーズを取った。
子どもたちは3月から計6回開かれた高橋さんのレッスンを受けて臨んだ。石巻市広渕小6年の小島龍磨君(11)は「緊張したけど、エレオノーラ先生に教えられた通りに下を見ず前を向いて歩けた」と話した。
高橋さんは夫が同市出身で、石巻のためにできることをしたいとの思いがあった。「子どもたちが楽しくわいわいできる場所をつくりたかった。皆さんの協力のおかげで成功させることができた」と感謝した。
ファッションショーには大人も参加。ウオーキングの審査もあり、ダンスなどのパフォーマンスも披露された。会場では、アクセサリーなどを販売するマルシェが開かれ、石巻市や能登半島地震で被災した石川県への募金箱が設置された。
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