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東松島市と市議会、県事業の整備促進求める 担当者らと現地視察、確認

鷹来の森運動公園前を視察し、要望内容を確認する関係者

 東松島市と同市議会は4日、県が管理する道路や河川の整備促進を県に要望した。県道の交差点改良や歩道整備など計14項目で、県の担当者と現地を視察し、現状を確認した。

 地元選出の高橋宗也県議、県東部土木事務所の中嶋吉則所長、県石巻港湾事務所の雫石光治所長にそれぞれ要望書を手渡した。視察には市議や県職員ら約50人が参加。矢本海浜緑地公園や堤川など10カ所を巡った。

 市鷹来の森運動公園前では、公園にアクセスする県道大塩小野停車場線の拡幅などの要望内容を説明した。公園は東北電力女川原発(女川町、石巻市)で重大事故が起きた場合、避難車両の放射性物質の検査場所となる。

 渥美巌市長は「現状では事故時に対処できない。公園付近の区間の2車線化を求める」と述べた。中嶋所長は「道路や園内の経路も含め、避難計画の実効性を高める必要がある。本年度に調査したい」と答えた。

 要望には県道石巻港インター線と市道小松赤井線との交差点改良や、大曲浜地区へのプレジャーボートの係留施設整備などを盛り込んだ。

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