石巻出身の日航CA相沢さん、ふるさとアンバサダー就任 「地元の魅力を発信」
日本航空の客室乗務員(CA)が各地に移住し、地域貢献に取り組む「JALふるさとアンバサダー」に、石巻市蛇田出身の相沢枝穂さん(33)が社内公募で選ばれた。4月に東北支社(仙台市青葉区)に着任し4日、あいさつのため三陸河北新報社を訪れた。
ふるさとアンバサダーは故郷や縁のある地域で、CAとして培ってきた知見を生かして地域資源を活用した商品開発など、地域課題に対する企画の提案などを行う。任期は原則1年。10人が継続して任命され、今回新たに10人が加わり、全国15地域で活動する。
宮城を中心に活動する相沢さんは、石巻市蛇田中、石巻好文館高、駒沢大卒。七十七銀行を経て、2015年日航入社。CAとして国内、国際線に乗務する。
相沢さんは客室で乗務する中で「訪日客に旅行先を質問すると、東北が全く出てこない。東北のことが知られていない」と感じた。「東北をPRしたい」という思いがふるさとアンバサダー志望のきっかけになったという。
今後の活動として、ふるさと納税返礼品の企画の提案や地元企業との6次産品化、子ども向けの職業講座などを考えている。相沢さんは「地元石巻、東北の魅力を発信したい。活動を通して子どもたちの職業選択やキャリアデザインをつくる一助になれればうれしい」と抱負を述べた。
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