閉じる

サン・ファン号スペイン到着410年記念 令和遣欧使節、10月訪問 参加者を募集

港湾都市チビタベッキアに立つ支倉常長像=2015年

 仙台藩の月浦(石巻市)をサン・ファン・バウティスタ号で出帆した支倉常長ら慶長遣欧使節団のスペイン到着410年を記念して、国際交流団体ハポン・ハセクラ後援会(仙台市)が10月、「令和遣欧使節」を組織してスペイン、イタリアを訪ねる。メンバー50人程度を募集している。

 令和使節の日程は10月16日から9日間。慶長使節の足跡をたどり、スペインのコリア・デル・リオ市では使節の子孫とされる「ハポン(日本)」姓の人々と交流する。団長は支倉常長家14代当主の正隆さん。

 令和使節は3グループで構成。グループAは宮城の伝統文化を愛する幅広い県民が対象で20人程度を募る。

 グループBは両国の企業との取引を希望する宮城県内の5社程度を募集、コリア・デル・リオ市とイタリアのチビタベッキア市で、各市主催の「ジャパンウイーク」で商談に参加する。

 グループCは新たに組織する混声合唱団「はせくら」のメンバーとして現地の合唱団と合同コンサートを行う。ソプラノ、アルト、テナー、バス各4~5人。

 後援会事務局は「商談も組み込むことで、交流がより継続的になる。宮城の特産物をぜひ売り込んでほしい」と話す。

 申し込みは後援会ホームページで受け付ける。締め切りは今月31日。応募多数の場合は選考を行う。参加費はグループAが1人60万円。グループB、グループCは問い合わせに個別対応する。連絡先はメールjapon.hasekura@gmail.com

令和遣欧使節2024 | ハポン・ハセクラ後援会

関連リンク

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告などについては、こちらのサイトをご覧ください ≫

ライブカメラ