いしのまき農協、本年度産大麦の初検査 稲井地区7団体が収穫 品質2等、例年並み
いしのまき農協は12日、2024年産大麦の初検査を石巻市高木の石巻大豆センターで実施した。石巻地区で作付けされた大麦「ホワイトファイバー」計114トンの粒のそろい具合や充実度などを調べた。
今シーズンは天候に恵まれる日が多く、例年より約1週間早い5月30日から収穫が始まった。稲井地区の7団体が収穫した麦を検査した結果、品質は例年並みの2等だった。
石巻市は大麦の作付面積が県内で最も広く、いしのまき農協管内の今季の大麦の作付面積は828ヘクタール。健康志向の高まりなどから生産量は増加傾向にあるという。同農協によると、今年の収穫量は約2200トンで、昨年より200トン以上増える見込み。
この日は石巻市河北地区でも検査を実施した。農協米穀課の亀山宏道課長は「生育、質ともに良好で順調に生産できている。これからも作付面積を安定させ、消費者に良い麦を届けたい」と話した。
収穫は6月末までの予定。主に麦茶などに加工されるという。
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