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ビールかけで喜び合う 日本製紙石巻、都市対抗野球本大会出場4年ぶり 「応援に感謝」

ビールかけで都市対抗野球本大会の出場を喜び合う選手たち

 12日に行われた第95回都市対抗野球2次予選東北大会の第2代表決定戦に勝利し、4年ぶり6度目の本大会出場を決めた日本製紙石巻硬式野球部(石巻市)の祝賀会が同日夜、石巻市南光町の野球部室内練習場で開かれた。

 社員や選手の家族、関係者ら約50人が出席。伊藤大造監督は「会社だけでなく、勇退した選手や首脳陣、野球部を応援してくれる地域の人たちがいなければ本大会への出場権はつかみ取れなかった」と感謝した。選手やコーチらはビールかけをして、総力戦で獲得した全国大会出場を喜び合った。

 祝福に駆け付けた斎藤正美市長は「市民を代表してお祝いをしたい。東日本大震災から13年が過ぎ、再び石巻の名前を全国に広めてくれることに感謝する」とあいさつした。

 野球部後援会会長の青木八州石巻商工会議所会頭は「東京ドームで一つ一つ勝ち進んでいく姿をみんなで応援する」と激励。日本製紙石巻工場の佐藤邦彦工場長代理は「ようやくたどり着いた舞台。本大会でも良い試合を見せてほしい」と期待した。

 日本製紙の本大会出場は2020年大会以来。選手の入れ替わりが進み、半数以上が初の全国大会となる。11年目のベテラン塚本峻大投手(32)は「チームの雰囲気がすごく良い。気持ちを維持して自分も全国1勝を目指す」と意気込んだ。

 日本製紙は12日、盛岡市のきたぎんボールパークであった第2代表決定戦で七十七銀行(仙台市)に9-8で勝ち、本大会出場を決めた。本大会は7月19日から12日間、東京ドームで行われる。

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