石巻観光協会、総会　重点事業など報告　青年部の創設、盛り込む

　石巻観光協会は、石巻市千石町の石巻グランドホテルで２０２４年度総会を開いた。本年度は、新たに物産・飲食関連イベントの企画・開催や商品開発、観光モデルコースの設定といった重点事業に取り組むほか、青年部を創設することが報告された。

　総会は５月３０日にあり、委任状を含む会員約２３０人が出席した。２３年度事業報告・収支決算を承認し、任期満了に伴う役員を選任した。理事は１６人が再任、新たに三笠亜希子ＪＲ石巻駅長ら３人を選んだ。役員改選後の理事会で後藤宗徳氏ら５人が正副会長に再任された。

　後藤会長は「いろいろな意見、要望を取り入れていく協会であり続けたい。忌憚（きたん）のない意見をよろしくお願いする」と強調。「（協会に）新しい目を育てていく時期に来ている。次世代を担う関係者を組織化する新しい動きをつくっていきたい」と青年部創設への協力を呼びかけた。

　２４年度は他に（１）観光客受け入れ態勢の構築（２）２５年の金華山巳歳御縁年大祭に向けた機運醸成（３）大型客船入港と訪日客対応（４）観光キャラバンの展開－などの重点事業にも取り組む。

　三笠氏以外の新理事は次の通り。（敬称略）　

　佐々木正文（かほく・上品の郷）　
　遠藤俊彦（マルナカ遠藤水産）