防災林を再生しよう NTT東日本グループ従業員ら70人、下草刈り取り 東松島
東日本大震災で被災した東松島市矢本、浜市両地区の海岸防災林を再生しようと、NTT東日本宮城事業部(仙台市青葉区)などNTT東日本グループの従業員らは8日、植樹したクロマツの周辺で下草刈りを行った。
「NTT東日本みやぎの森」プロジェクトの一環。2015~16年に両地区計1.36ヘクタールにクロマツの苗木約6800本を植樹。以来、下草の刈り取りを毎年実施している。成長した木は、大人の背丈を越える高さになった。
今年は20~70代の従業員やOB・OGら約70人が参加し、木周辺に生い茂ったツタなどを鎌で取り除いた。
初期から参加している仙台市の佐々木武さん(66)は「初めはクロマツの高さも40センチほどしかなく、3、4年目までの下草刈りが大変だった。ここまで成長し感動した」と話した。
NTT東日本東北企画総務部の斎藤暁彦総務担当課長は「なくなるのは一瞬だが、育てるのは手間と時間がかかる。防災林としての機能を果たせるようきちんと管理したい」と語った。
関連リンク
- ・女川釣りフェス 岸壁に家族連れ、名物穴釣り大人気 船釣り、石巻の阿部さん優勝
- ・サイボーグ009、砂の彫刻お目見え 連載60周年記念し企画 石ノ森萬画館前
- ・「いざ」に備えを 旧大川小で県内新任校長研修 遺族2人、事前防災の必要伝える
- ・フレッシュマン奮闘 石巻地方 > 石巻市蛇田中教諭・遠藤怜那さん(22)
- ・石巻観光協会、総会 重点事業など報告 青年部の創設、盛り込む