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サイボーグ009、砂の彫刻お目見え 連載60周年記念し企画 石ノ森萬画館前

保坂さん(右)が制作した「009」の巨大砂像

 「サイボーグ009」のキャラクターを描いた巨大な砂の彫刻が16日、石巻市中瀬の石ノ森萬画館前にお目見えした。

 故石ノ森章太郎さんの代表作「サイボーグ009」の連載開始から60周年を記念し、東松島市地域おこし協力隊員で、世界的な砂像作家の保坂俊彦さん(50)が制作した。

 砂像は幅約4メートル、高さ約3メートル、奥行き約3メートル。作品の主要キャラクターのサイボーグ戦士9人とギルモア博士が生き生きと浮かび上がる。50トンの砂を使い、約2週間かけて躍動感あふれる作品に仕上げた。

 保坂さんは「10人の配置に留意し、原作のイメージを崩さないよう心がけた。石ノ森先生の作品に夢をもらったように、この作品が子どもたちの夢につながったらうれしい」と語る。

 作品を見た石巻市開北小5年菅野昴(すばる)さん(10)は「砂でこんなに細かい形が作れると知って驚いた」と話し、じっくり鑑賞していた。

 展示は2025年3月下旬までの予定。

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