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女川釣りフェス 岸壁に家族連れ、名物穴釣り大人気 船釣り、石巻の阿部さん優勝

メバルをつり上げて喜ぶ、穴釣りの参加者
船釣り個人の部で優勝した阿部さん(右)

 東日本大震災からの復興が進む女川町で釣りを楽しんでもらい、水産資源の豊かさや観光コンテンツとしての魅力を広める「女川釣りフェス2024」(東北電力、釣り東北社主催、河北新報社、三陸河北新報社、女川町共催)が16日、女川湾で開かれた。恒例の船釣りと岸壁での穴釣りを実施。釣果を求めて男女計140人が参加した。

 「女川港名物 穴釣り名人は誰だ!?」は女川港観光桟橋周辺で実施。制限時間30分で、20人ずつ1時間おきに5回開催し、100人が申し込んだ。家族連れらの参加者は岸壁の空気孔に仕掛けを垂らしてメバルや小さなサバを釣り上げた。

 初参加で午前9時台にメバル2匹を釣った山形県東根市の清野理帆さん(8)=同市東郷小2年=は「穴から魚が顔を出した瞬間がうれしかった。煮付けにしてもらい食べたい」と喜んだ。

 船釣り大会は制限時間内に女川湾内で釣り上げたカレイとアイナメの総重量を競う。参加者40人が6時15分に出港、6隻の船に分乗し、大物を狙った。

 表彰式が町まちなか交流館であり、豪華賞品が当たる抽選会などもあった。個人の部で優勝した石巻市あゆみ野の団体職員、阿部雅章さん(61)は「波が穏やかで最高の釣り日和だった。来年の参加が決まったら連覇を目指したい」と話した。

 船釣りで釣った魚の一部は同町浦宿浜の特別養護老人ホーム「おながわ」を運営する社会福祉法人「永楽会」(大和町)に贈られた。

 結果は次の通り。穴釣り部門は代表者名(敬称略)。

【船釣り】
▽個人の部
(1)阿部雅章(石巻市)総重量7751グラム
(2)阿部健司(石巻市)   5665グラム
(3)音羽省吾(大和町)   5170グラム
▽ペアの部    広瀬潤・広瀬駿(富谷市)4980グラム
▽カレイ大物賞  菅松悟(仙台市)51センチ
▽アイナメ大物賞 遊佐亨(石巻市)49センチ
▽シニア賞    伊藤義治(利府町)
▽ジュニア賞   茂木飛多知(塩釜市)
▽特別大物賞   佐野光治(石巻市)

【穴釣り】
▽7時の部 
 メバル&ソイ大物賞   :メバル15センチ、木村ファミリー(女川町) 
 ハゼ&ギンポ&他魚大物賞:サバ12.8センチ、安部ファミリー(石巻市)
▽8時の部 
 メバル&ソイ大物賞   :メバル13センチ、高橋ファミリー(大崎市) 
 ハゼ&ギンポ&他魚大物賞:サバ12.7センチ、三上ファミリー(仙台市)
▽9時の部 
 メバル&ソイ大物賞   :メバル16.5センチ、清野ファミリー(東根市) 
 ハゼ&ギンポ&他魚大物賞:サバ11.7センチ、鈴木ファミリー(多賀城市)
▽10時の部 
 ハゼ&ギンポ&他魚大物賞:サバ12センチ、松川ファミリー(石巻市)
▽11時の部 
 メバル&ソイ大物賞   :メバル15.3センチ、伊藤ファミリー(栗原市) 
 ハゼ&ギンポ&他魚大物賞:アジ11.3センチ、木村ファミリー(女川町)

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