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釣果、楽しく味わって 女川釣りフェス、地元特養に40人分寄付

寄贈されたカレイで作った煮付けなどを味わう入所者

 女川町の水産資源の魅力をアピールする「女川釣りフェス2024」(東北電力、釣り東北社主催、河北新報社、三陸河北新報社、女川町共催)で釣り上げられた魚の料理が17日、同町浦宿浜の「特別養護老人ホームおながわ」で提供され、入所者や職員を喜ばせた。

 釣りフェスは16日に女川湾で開催された。贈られた魚は、船釣りの参加者40人が釣ったカレイやアイナメ、ホウボウなど発泡スチロール1箱分。町まちなか交流館であった閉会式で、個人の部で優勝した阿部雅章さん(61)=石巻市=が特養おながわの斎藤俊園長に手渡した。

 魚はホームの職員や入所者が調理。カレイは煮付けや唐揚げ、アイナメとホウボウは刺し身、あら汁などにして味わった。

 魚の寄贈は7回目。入所者の中には半島部や離島出身者もおり、魚をさばくのを楽しみに待っていたという。食事の際は「毎年の楽しみでうれしい」などと話しながら笑顔で口に運んでいた。

 斎藤園長は「100歳近い利用者もいて、みんながイベントを心待ちにしていた。いつも厚意で提供してもらい感謝している」と話した。

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