フレッシュマン奮闘 > 石巻信用金庫・佐藤鈴さん(22)
<笑顔での接客、心がけ>
石巻信用金庫本店営業部の営業担当で、窓口で来店客の対応に当たっている佐藤鈴(りん)さん。
「笑顔を大切に、年配の人も多いので大きな声で受け答えをしている」
東日本大震災で被災した石巻地方の復興の役に立ちたいという思いや、元銀行員の祖父から聞いた「大変な仕事だけど、やりがいがある」という言葉が金融機関への就職を後押しした。「地域密着で、銀行よりお客さんに近いイメージがある」と石巻信金を選択した。
東松島市野蒜出身。東北学院大経済学部卒。6歳からピアノを10年間習った。鳴瀬未来中、多賀城高ではソフトテニスに没頭し、継続力が培われた。
「覚えることが多くて大変。個人情報もたくさん扱い、毎日必死で仕事をしている。忙しい中でも先輩が優しく教えてくれるのは心強い」と言う。
入庫1年目の目標について「少しでも多くの仕事や知識を吸収し、一日でも早く戦力になりたい」と意気込む。将来の目標も描く。「お客さんから佐藤さんで良かったと言ってもらえるような職員を目指したい。業務を正確にこなすことはもちろん、好印象を持ってもらえるよう、あいさつは丁寧に、いつも笑顔での接客を心がけたい」
上司の坂井沙織さん(45)は「非常に明るく快活な性格で、お客さんにもかわいがられている。失敗を恐れずにいろいろ挑戦し、成長してほしい」と期待する。
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夢や希望、不安を胸にこの春、新たな一歩を踏み出した石巻地方の若者たち。辞令交付などから約2カ月が過ぎ、奮闘の日々が続く。教育や経済、医療、行政などの現場に立ち、地域の将来を担う新社会人-フレッシュマン-を紹介する。(随時掲載)
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