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マグロ掲げ堂々帰港 宮城水産高生ら34人、洋上実習2カ月 石巻

水揚げされる冷凍マグロを見守る生徒ら

 県の海洋総合実習船「宮城丸」(699トン)が21日、小笠原諸島沖などでの約2カ月の航海を終えて石巻漁港に帰港し、マグロ約2.7トンを水揚げした。

 実習に臨んだのは、宮城水産高海洋総合科航海技術類型の3年生16人、専攻科海洋技術科航海コースの1年生2人、同機関コース1年生7人の計25人と、気仙沼向洋高の1、2年生9人の計34人。

 午前8時半ごろ着岸し、生徒たちは冷凍マグロがクレーンで釣り上げられる様子を船上から見守った。マグロは県内のスーパーなどで販売されるという。

 宮城丸は4月26日に石巻漁港を出発。航海技術を学びながら小笠原諸島南東海域などで12回操業し、はえ縄漁で主にメバチマグロを捕った。

 宮城水産高航海技術類型3年の阿部海輝さん(17)は「夜に船の回りに異常がないかを見張るなどの大変な仕事も多かったが、仲間と支え合い成長できた。この経験を生かし、目標にしている三等航海士になれるよう勉学に励んでいきたい」と語った。

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