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「子どもの笑顔のため尽力」 石川・能登町派遣の東松島市職員、市長らに報告

被災地の状況を報告する阿部さん(中央)

 能登半島地震で被災した石川県能登町に長期派遣されている東松島市職員の阿部修さん(41)が市役所に一時帰庁し17日、渥美巌市長らに現地の状況を報告した。

 阿部さんは5月から来年3月末までの11カ月間、町教育委員会事務局に配属された。町には五つの小学校と三つの中学校、一つの県立高校がある。阿部さんは職場体験などのキャリア教育や被災した子どもらの就学支援、学校施設の管理などを担当する。

 阿部さんは津波が広く街を襲った東日本大震災と比較し、住宅の倒壊具合など個々で被災状況が異なることを指摘。「同じ地域でも(現状の認識に)温度差がある」と印象を述べた。「子どもが笑顔で暮らせるよう、自分のできることを一生懸命やりたい」とも語った。

 渥美市長は「これまでの経験を生かし、被災者の心に寄り添って業務に励んでほしい」と激励した。

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